北海道天塩町
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町長あいさつ

令和6年7月のご挨拶

町長ポートレート_1(被写体強調)

新年度がスタートし、早3か月が経ちました。この間、町立病院には4月から常勤医として小笠原副院長に着任いただき、町民の皆さんにとって安心していただける環境が整いました。病院業務・医療は、医師含め専門スタッフが揃ってこそ、安心と安定が生まれます。今後も油断することなく、スタッフ維持・確保に努めていかなければならないと考えています。

そこで6月町議会定例会において、従来からある「医療職員養成修学資金貸付条例」の一部を改正し、対象となる医療資格を整理するとともに、修学金の金額も拡充しました。今後、町立病院に就職を望む高校生、既に大学・専門学校等に進学されている方・学生含め、活用されるよう強力にPRしていきます。

一方、教育関係では、今年度末をもって啓徳小学校を天塩小学校と統合する方針を出させていただきました。雄信内地区出身の私にとって、誠に身を切る思いです。世界的グローバル化が進む今の時代、多様な意見を聞く、他者を尊重し自己を知る、コミュニケーション能力を養うといった教育活動は、同級生のいない小さな学校では限界です。子どもは地域の宝です。今の時代だからこそ、少しでも若いうちに、多くの人との関わりに触れる機会が必要です。猛威を振るった新型コロナウイルス症の脅威が去ることで、一段と見直されたのが「対面によるコミュニケーション」です。これを痛感されている方も多いことでしょう。

現在、啓徳小学校閉校に向けPTAと学校、地域の皆さんが実行委員会を組織され、11月30日の閉校式に向け、準備が進められています。雄信内地域にとっても、天塩町にとっても、大きな節目となる行事となりますので、町・教育委員会とも式典盛会に向け支援してまいります。

7月は「天塩川シジミまつり」「花火大会」「厳島神社祭」と、道北の短い夏を謳歌・堪能できる時期です。まずは、私たち町民が楽しまなくては、町外からのお客様に楽しさや良さが伝わりません。関係者の皆さんは大変なご苦労をされていると思いますが、地域のため、天塩町のため「おもてなし」の心をもってご奮闘いただきますようお願いいたします。

令和6年4月のご挨拶

 昨年4月23日から町政を担わせていただいてから1年になります。
3月の町議会定例会を経て、3月25日、町有施設等の維持管理委託業務等の入札会を行い、4月1日からの業務のスタートを切ることができました。どの受託事業者も人員不足を抱えながらも懸命な努力により、業務を担っていただけることに感謝しているところです。
本町の令和6年度町政執行方針をホームページに掲載しました。留萌管内各市町村の執行方針等を拝見させていただくと、それぞれに地域性があり、ご苦労されている一端を知ることができます。創意と工夫、職員・関係者一丸となって、令和6年度に向かわれていることに尊敬と敬意を表す一方で、私自身、気を引き締めているところです。
今年度は、年度中にでも災害時避難施設のない雄信内地区の「複合型施設の整備」の準備をしようと考えています。地方公共団体のなすべき業務の最優先は「住民の命と財産を守ること」ですので、真摯に合意形成を図り成案につなげたいと思います。
公共施設の老朽化が進んでいます。公営住宅大規模改修、水道施設・下水道施設、橋梁の長寿命化改修、スポーツセンターと消防支署の屋上防水補修、そして産業廃棄物処分場の再開と早期閉鎖に向けた取組など、生産現場や実生活の環境改良・維持保全に注力しました。過去から補修が必要であった事業も多く含まれており、もう先送りができないと判断をし、数年かけて整理していく考えです。町民のみなさんが着実に「安心・安全」を実感していただけるよう努めて参ります。
昨年7月から、小中学校の保護者の教育費負担軽減策として「給食費無償化」をスタートしました。保護者のみならず、学校現場においても好評をいただいており今年度以降も続けていく考えです。また本町は、小中学校へのソフト面(教材費や検定料支援、スクールカウンセラー配置など)に対し、更に天塩高等学校へ進学する生徒に対しても、文武両面・経済的支援も充実しています。今後も着実に子ども子育て環境を整えていく考えです。(詳細は子ども・子育て応援ガイドを参照)